CBX400F キャブレター再生OH
CBX400Fに関してはCBX550,CBR400Fと同じ構造ですのでやる事は全て同じです。
他車種でも工程は同じですので参考にしてください。
先ずはバラす前の状態
内外部共に亀裂や破損など無いか確認しながら、通常ではバラせない部分までバラして
隅々まで確認していきます。
スロットルバルブ=バタフライを外しシャフトを抜きます
スロットルバルブのネジはカシメられ、抜け止めされていますので要注意です。
燃料パイプなど、プラスチック製品に亀裂や割れがないか確認
スタータープランジャーのプラも亀裂と割れが良くみられ、ゴムの劣化も性能を落とす原因の一つです。
当店では鉄で製作し、三価ブラックでメッキ仕上げ
これで今後は割れる心配なし
交換する際は4つ同時が基本、勿論ゴムも新品です。
全てバラし終わったら次はウェットブラストと洗浄、メッキに出す準備
これはメッキから戻ってきた後の画像ですが…
こちらの画像も550Fのキャブレターですが…
非分解部分のメクラ蓋も外し再メッキ
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ブラストと洗浄工程は非公開となりますのでご了承ください。
洗浄液は数種類を使い、細微に渡った汚れを確実に落としてから超音波洗浄
ブラストの後もメディアを確実に除去する為に超音波洗浄を施します。
これらの工程が終われば次は組み立ての段階へ…
シャフト部分のフェルトも破損していたり痩せていたり、二次エアーの原因となりますので、勿論全て新品に交換します。
二次エアーの原因としてもう一つ…
シャフト差込み部分、摩擦による穴の拡大が生じ二次エアーを吸う原因に…
ガタを確認し、問題有りと判断した場合は下穴を開けブッシュを打ち込みます。
これらは芯出しを慎重にしなければシャフトが入りませんので、慎重に慎重を重ねて行います。
これで二次エアートラブルは回避されます。
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そして真鍮製のスロットルバルブ=バタフライを仮組みします。
当店では中古のバタフライは再利用しません。
※車種によります。
100%交換です。
4連繋げた状態で初めて全てのバタフライを微調整していきます。
この調整で2~3時間掛かる事も…
妥協は出来ませんので、完璧に調整していきます。
これらが終われば…
フロートの重さと状態を確認し
バルブシート面を特殊冶具にて修正していきます
ガソリンが入った状態での放置キャブは面が腐食している場合が有り修正が必要です。
面の腐食状態によっては治具では直りませんのでバルブシート自体の打ち替えとなります。
純正での部分設定はありません。
CBXは油面調整出来ませんので特殊治具にて打ち込み、油面を合わせていきます。
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そして…
精度国産№1 キースターのリペアキットを使いジェット類を組んでいきます。
キースターのリペアキットを使い月に何十台もキャブを組んでいますが、クレームはゼロです。
値段は高いですが、信用出来る物しか使用しません。
当店では基本純正セッティングです。
後は、オーバーフローチェックと実油面の確認
ダイヤフラムにも問題無ければ全て組み込み、専用の機器にて同調を取り、完成、出荷となります。
納期は大体1ヶ月程度…
各種様々なキャブレターのレストア再生を行っておりますので、
キャブレターでお困りの方は当店にご相談ください。
金額等に関しましてはお気軽に問い合わせよりお願い致します。
faxは24時間受け付けております。
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